2月のベーゼンドルファー東京で開催されたランチタイムコンサートに続き、
かつてのピアノの生徒さん戸賀崎璃生君が6月のスタウェインウェイ&サンズ東京主催の
ライラコンサートに出演しました。
ベーゼンドルファーコンサートのInstagramのPicはこちら↓
さて、有望な学生たちに演奏する機会を提供しながら、
スタインウェイの素晴らしさを体感してもらうという趣旨のライラコンサート。
定期的に開かれているということで、常連のお客様も多いそうです。
演奏されたのは、塗装前の状態のままのこのスタインウェイ。
近くで拝見すると薄い板が隙間なく何枚も張り付けられている様が本当に美しく、
ピアノのすべての部財が音響体として造られているとう
スタインウェイの木に対するこだわりが伝わってきました。
プログラムは、ラフマニノフ:前奏曲 ニ長調 Op.23-4
ショパン: 舟歌 嬰へ長調 Op.60
リスト: バッハの名による幻想曲とフーガ
それぞれの璃生君の想いを語った後に演奏するといういつものスタイル。
これがとても楽しい♪
ショパンの舟歌について 途中で一瞬音が消えるシーンのことを
「ジョルジュサンドとショパンがふと目があって時が止まったような。
みなさんもそんな経験ありますか?ぼくはまだありません。」と。
お客様爆笑。
全て曲目弾き終わった後には、「ぼく頑張って弾いたんですが、いかがでしたか?」にも
どっと笑い声と拍手が起こっていました。
スタウェインのスタッフの方も、いろんな学生さんがここで弾いていますが、
こんなにトークでも楽しませるピアニストさんはいませんよとおっしゃってました。
演奏では、特にラストのBACHのスペルを主題としたリストの作品は、
スタインウェイをじっくりと響かせて、とてもピア二スティックで良かったと思います。
身内気分だと周りの反応がとても気になるのですが、
隣の若い男女のカップルが大変喜んで興奮して「来て良かった。」
っておっしゃっていたので、嬉しかったです^^
終了後、応援に来てくださった私の生徒さんたちに
「みなさんが来てくださっているのが見えて、心強かったです。
ぼくは本当にラッキーボーイです。」と感謝を伝えていました。
彼を応援したくなるのは、この健気さ、素直さ。
これからも真っ直ぐピアノに向かって、リオワールドを広げていって欲しいです。
ラストは、古いレコードジャケット風に(^^♪