ドビュッシー三昧の今日この頃。
青柳いずみこさんのドビュッシー本は、それぞれが違う切り口で
読む度に心にささる言葉があって、本当に凄いなと思う。
CD聴きながら、あれこれページをめくっているとすっと引き込まれてあっという間に朝に。。(^^;
この本のことを友人の木山みづほさんに伝えたら、数日後、
「青柳さんの『ドビュッシーとの散歩』って本、読んだよ。
あれ、良いわー。ラジオで朗読しようかな♪
『雨の庭』の和田アキ子んとこやオーヤン・フィーフィーんとこ、
めっちゃ好きやわー。」とメッセージが。
先日、彼女がパーソナリティを務める「東京オアシス」やわらかクラシック(FM調布)で、
そこんところこぶしつけて歌いながら読んでました(笑)→★★★
この本のドビュッシーの「グロテスクな美」の探求は、特に興味深いです。
冴えわたる文章で小気味よくテキストとパフォーマンスの不思議な関係が
いづみこ節で暴かれていきます。
昨年、サティ生誕150年にサラベール社からロバート・オーリッジの作品集3巻が出版されたのだけれど
???な補作部分などの謎も少し溶けました(笑)。
たくさんのエピソードたちにドビュッシーをとても近くに感じられるようになってきました。
随所に「あなたのドビュッシー弾いていんだよっ。」というメッセージを感じます。
これからも何度も読み返すであろう一冊です。
青柳 いづみこ
岩波書店
2014-10-18