パリジェンヌ展 その1に続きます。
展覧会後の楽しみは、気に入った作品のポストカードを数枚ずつ買っては、眺めること。
最近はオリジナルマステも加わりました。
今回は全て何度も見返したい作品ばかりでしたので、便覧も購入。
どのページもとても美しいです。
このポストカードに描かれているのは、身軽なファッションに移り変わった頃のパリジェンヌの様子。
スカートがくるぶし近くで細くなっているものはボブスカートとよばれていたそう。
自由を楽しんでいる様子が伝わってきて、素敵。
19世紀、ポストカードは情報を視覚的に伝える手段として、大流行したそうです。
街の様子を描いたポストカードと市場などの様子を写した実際の写真が並んでいて、思わず見比べてしまいました。
さて、BGMとなっていた音楽の話。
印象に残ったのは、18世紀のパリジェンヌの衣装の展示物や
仕立て屋さんのエッチングを観ながら聴いたラモーのクラブサン合奏曲。
ジャン・フィリップ・ラモーは、フランスバロック時代の作曲家。
こちら↓のCDより抜粋してあったのは、「第2コンサール ラガサント(いらいらさせる女)~ロンド風に」。
クラブサン(チェンバロ)、バイオリン、ヴィオール(ガンバ)の演奏は、後のピアノ三重奏曲にも通じるそう。
フランスのサロンの雰囲気が伝わる優雅な音楽です。
ラモーの他にもフランスバロック時代の作曲家リュリ・クープラン・ダカンの小曲が収められたこの曲集、
安川先生の舞曲の解説がとてもわかりやすくて、よく使います。
この曲の動画は探せなかったのですが、代わりにラモーのクラブサン合奏曲の中より
とても美しいこちらをお聴きください。
パリジェンヌレポ もう少し続きます。