ブリュッセルからIC列車に約40分乗ると、
世界一美しいと言われる鉄道の大聖堂、アントワープ中央駅へ着きました。
目的のノートルダム寺院まで歩く道すがら、ピアノの音がしました。
足元はこんな感じ^^ひとりバンドマンです。
すごいアイディアですよね~。
しばらく歩くとネロとパトラッシュの記念碑を見つけました。
アントワープは、フランダースの犬の物語の舞台となった町です。
原作の結末は悲しすぎるものらしく、ベルギーでは紹介されていなかったそう。
私も子供の頃、大泣きしながら見たカルピス劇場。
その放映後より日本人が続々とこの街を訪れたことで有名に。
(雨上がりで光ってよく見えませんね。。(^^;)
ノートルダム大聖堂 着きました。
170年もの年月をかけて作られたという大聖堂は、
どこを見渡しても美しくため息がでました。
これが、ネロが一番見たかったルーベンスの「キリストの降架」です。
そして、ついにあの絵が見えてきました。
こちらは、「マリア被昇天」。
天使たちによって運ばれていく聖母マリアの絵。
ネロとパトラッシュが最期に見上げたであろう場所から。
時間が許せばもっとこの絵の前にいたかった。
名画の力は、本当に凄いです。
この絵を描いたルーベンスの晩年の家にも行ってきました。
王の画家にして画家の王と呼ばれて、特使として諸外国を巡ったルーベンス。
富も名声も手にしながら、晩年は痛風に苦しみ、
最晩年はほぼこの邸宅で過ごしたと言われています。
窓から見える美しい庭園をどのような気持ちで眺めていたのでしょうか。