世田谷に引っ越してきた当初は、以前の杉並で教えていた時の生徒さんが6人
通ってくださっていて、しばらくはこちらの地元の方はいませんでした。
やがてHPを作ったり、PTNAの指導員に登録していただいてから
ひとりまたひとりと新たな出逢いがありました♪
そして、今年もおひとり5年継続の表彰を受けた方がおひとりいらっしゃいました。
今日はそのKちゃんのお話をします♪
Kちゃんが初めてお教室を訪れたのは、小学3年生の春。
大手の楽器店のグループレッスンのクラスを終え、個人レッスンは初めて。
新たなピアノの基礎を学ぶレッスンもとても前向きに楽しんでいました♪
Kちゃんの素敵なところは、日本語がとても美しいこと。
私はレッスン始まる時には、必ずどの子ともお話するのですが
既に3年生の時には「霧雨が降ってましたよ。」とか
「今日は立春ですね。」などと粋な言葉で楽しませてくれました^^
私の本も時々お貸しして、その話をよくしたりもしました。
(Kちゃんが気に入っていた本たち)
ご挨拶もとても綺麗で、インターフォン越しにもこんにちはと
深々とお辞儀をする様子をいつも素敵だなと思って見ていました。
季節毎のおやつなどもいつも素直に喜びを表してくれるのが、本当に嬉しかったです。
お母様がレッスンにいらっしゃることはほとんどありませんでしたが、
季節のご挨拶の品にお手紙を添えてくださることもありました。
「ピアノだけでなく女性の先輩として関わってくださることが嬉しい。」
と伝えてくださった時には、先生としての在り方にとても迷っていた時でしたので、
大変勇気をいただけたことを今でも感謝しています。
ご家族によって育まれたKちゃんのマナーの良さは、
これからの彼女の将来の幸せにつながっていくことと思います。
現在、Kちゃんは中学校の管弦楽団の部活動に夢中で、いつもその様子を話してくれていました。
そして、2カ月ほど前
「先生と会えなくなるのが寂しいので本当に悩んだのですが、
今は、部活の楽器の練習の時間がたくさん欲しいので発表会を終えたら一旦、退会します。」
とお手紙にして渡してくれました。
楽器は違うけれど音楽をもっとやりたくてのさよならなんて、なんて幸せなこと。
どうぞ思う存分部活に没頭してください♪
5年継続のお祝いに私が撮りためてきた写真たちをフォトブックにして
プレゼントさせていただきました。
発表会が終わってご挨拶にいらしてくださった時、
「Kちゃ~ん」と先に泣いてしまったのは私のほうでした。
抱き合ったら、私より頭ひとつ分大きくなっていました。
楽しい思い出をたくさんありがとう。
これからも明るく健やかに楽しい音楽ライフを送ってください♪