ルノアール展 続きです。
名画「ピアノを弾く少女たち」も展示されてました。
この絵にも登場するイヴォンヌ・ルロルは、ドビュッシーの友人画家のアンリ・ルロールのお嬢さん。
2012年のドビュッシー展で知ったのですが、
ドビュッシーの女性スキャンダルによって
友人たちが次々と彼の元を去った時にもルロール家だけは彼を支えたのだそう。
その展覧会のタイトルは、「印象派と象徴派のあいだで」。
「田舎のダンス」「都会のダンス」音声ガイドで流れていた曲二曲目は、
ドビュッシー作曲「前奏曲」より『ヒースの荒野』でした。
私の古ぼけたこの曲の楽譜を開いてみると楽譜の上に書かれたメモはこちら。
ドビュッシー「誠の音楽は、心の中から湧き出るものでなければならない。」
印象主義ではない象徴主義。
深いもの 内面的。
大学の授業の音楽史の時かしら?はるか記憶の彼方。。
当時はまだ、ドビュッシーといえば印象派と認識していた頃です。
きっと???の気持ちで書き留めていたのでしょう。
「私はあのバカ者どもが呼ぶところの「印象主義」とは全く「別のもの」をつくろうとしているのです。
~出版社宛ての手紙でドビュッシーが「映像」について書いた文~
青柳さんの「ヒースの荒野」を聴いてみたくてこちらのCD購入しました。
その中のプログラムノートによるとヒースは、イギリスの荒野に自生し
美しい小花をつける丈の低い植物で、その荒野自体も意味するそうです。