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地球のこどもたちへ~音楽から綴る地球からの手紙/発表会2019レポ2

今年の発表会は、この絵本を音楽で綴りました。

 

Dear Children of the Earth.

I am writing this letter to ask for your help.

で始まり、

I love you with all my heart,

Mother Barth

で終わるシムシメールさんの世界的ベストセラーの絵本。

 

「母なる地球」が「子どもたち」に託した手紙は、愛に満ちていて、

全編描かれる動物たちと地球はどれも美しい。

息子の出産祝いにこの和訳本を友人からプレゼントされて以来、ずっと手元においてきた一冊。

息子に「ちきゅーのほん よんで。」とよくせがまれていたのが昨日のことのようです。

頁をめくる毎に鮮やかに色んな動物が登場するので大喜びで、

読み終わると「もっかい。(もう一回)」とせがまれました。

出版されて20年以上も経つのに、全く色褪せません。

 

 

地球のこどもたちへ
シム シメール
小学館
1993-03-25

 

 

 

「どんな生きものもみな 自分の兄弟姉妹、わたしたちは大きな家族。」

「あなたもわたしもたったひとつ。」

「愛することは、大切にすることです。大切にすることは、守ることです。」

 

この本のテーマは、環境破壊。

ちょうど一年前のGW、春畑セロリさんの「ゼツメツキグシュノオト」作品発表会記念イベント

「いきものオト、聞こえますか?」に参加させていただいた時に

次の発表会のテーマは、地球、自然、生き物にしようと決め、

生徒さんたちひとりひとりのためにこのテーマに沿った曲たちを選びました。

もちろん今回のプログラムには「ゼツメツキグシュノオト」の作品たちも。

そのことはまた、レポ後半で詳しくお伝えいたします。

 

今年は、世田谷に教室を移して初めての目黒パーシモンホールによる発表会が実現しました。

このホールは、都内随一といわれる高倍率の会場で、2019年4月の使用団体を決める抽選会にも70人以上が参加。

私は4番目を引当て、昨年までのように二部に分かれることなく、全員一緒に参加できる舞台となりました。

折角の機会、ひとつのストーリーを全員で創りたい。

そう思っていた時に思い出したのが、この本の存在。

これを読んでいただくのは、私の親友でもあり、日本歌曲のソプラノ歌手

木山みづほさんしかない!とお願いしました。

「私はメーテルになりきって語るわ。」という彼女。

さすが私の意図を一瞬でわかってくれる!

当日のタイムスケジュールを作るために曲との読み合わせにも本気でつきあってくれて、

感謝しかないです。

子どもたちには、彼女の集中力と舞台に挑む姿勢から何かをつかんでくれてたら嬉しいです。

自然をテーマの曲はまだまだたくさんあるので、また何年後かにこの作品をまた、成長した子どもたち、そして新しい子どもたちと音楽で綴っていきたいと思います。

メーテルみづほ、その時はまたよろしく。

 

発表会レポ続く。

 

 

こちらもおすすめ。

太古の昔、人間が動物たちとすべてわかちあいながら過ごしていた時のことが描かれてます。

母なる地球のために
シム シメール
小学館
1998-10-01

 

[ 地球のこどもたちへ~音楽から綴る地球からの手紙/発表会201... ]小さなピアニストたちによるコンサート, , 2019/05/02 22:11